弁理士の転職TOP >> 弁理士の転職の基礎 >> 弁理士の転職と研修
弁理士にこれから転職しようと考えているひとは、弁理士が常に学ぶことをいとわないひとに向いている職業であることは、すでに知っているでしょう。弁理士は新しく革新的なアイディアや技術の知的財産権を取得し、活用するために仕事をする職業ですので、取り扱っているアイディアや技術について熟知しているだけではなく、業界の最新情報や動向に通じている必要があります。そのため、特許の申請段階だけでなく、特許取得後についてもずっとフォローアップをしていくことが欠かせません。
しかし、弁理士として仕事をしていくにあたっては、法律で決められた研修にも参加していかなければなりません。それが弁理士の継続研修制度と呼ばれているもので、5年間のなかで各1時間の研修を最低でも70単位は取得しなければならなくなっています。つまり、1年間あたり14単位、毎月1時間ちょっとの研修を続けていく計算になりますね。
用意されている研修メニューにはさまざまなものがあります。そのなかで、すべての弁理士が共通して受けなければならない研修としては、10時間の倫理研修や、特許法のアップデートなどについての情報や弁理士として働くうえで認識しておくべきナレッジやスキルを再確認するための会員研修などがあります。ほかにも、東京や大阪、名古屋などの大都市圏には大企業が多く集まっているため、特殊な案件を取り扱う機会も増えますので、こういった地域で働いている弁理士のための特殊な研修も受けることになります。
そのほか、選択式の研修講座としては、特定侵害訴訟代理業務試験を受験する弁理士向けに用意された能力担保研修、民事訴訟法や民法について基礎的な学習を行う研修、弁理士になりたての新人を対象とした弁理士育成塾、知的財産のコンサルタントとしての業務をするために必要な知識を学ぶ知財ビジネスアカデミー、最先端の技術について学ぶ先端イノベーション研修など、いろいろなトピックを扱っています。
最先端技術についてもともと興味があり、念願かなって弁理士への転職を果たすことができたひとにとっては、こういったアフターフォローサービスが提供されているのは、とても喜ばしいことです。自発的に学ぶことをいとわないのが弁理士としての適性であるとすると、学ぶフィールドを公的に用意してくれているというのは、とても頼もしいと言えるでしょう。今後ますます活躍の場が広がる弁理士の世界に、あなたも挑戦してみてはいかがでしょうか。
サービス名 | 料金 | 転職エリア | |
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