弁理士の転職TOP >> 弁理士の転職の基礎 >> 弁理士の転職と学歴(高卒・大卒)
弁理士に転職するにあたっては、高卒や大卒などの学歴は重要視されるのでしょうか。先に答えをお伝えすると、学歴自体が問題になるケースはまずありません。ただし、企業の知的財産部や法務部などへの転職の場合には、企業自体が設定している条件として、大卒以上というハードルはあるかもしれませんが、それは個別の判断となります。まず知っておいていただきたいのは、弁理士という資格を取得するにあたっては、高卒であろうが大卒であろうが、学歴はまったく関係がありません。
弁理士の試験は国家試験です。年に1回行われ、短答式試験、論文試験、口述式試験の3段階をすべてクリアする必要がありますが、受験の際に学歴でペナルティを与えられることは一切ありません。もちろん、弁理士は専門性の高いアイディアや技術の知的財産権をつかさどるプロフェッショナルですので、学術的な専門知識や求められたり、論理的な思考スキルを必要とされたり、といったことはあります。学歴の高さが評価されるのではなく、勉学意欲の高さが評価されると考えるとわかりやすいでしょう。
つまり、弁理士になりたいと考えているのであれば、学歴について心配するのではなく、自分が今後、さまざまな分野の最新技術やアイディアについて学習し続けるだけの意欲があるかどうか、ということを見つめ直してみることをおすすめします。プライベートにおいて、いろいろなニュースや新しいことに興味を持って情報を集めていたり、ニュースなどで目や耳にした新しい用語などについて積極的に調べているなど、日ごろから学ぶことを無意識的に行っているひとに向いた仕事です。
また、弁理士になるためには、今後は語学力も必要とされる機会が増えてきます。特に、大企業では日本国内で特許を取るだけでなく、海外においても特許を申請することによって、グローバルに知的財産権を行使しようとする動きがみられます。海外で特許申請を行うためには、特許明細書などの書類もすべて外国語で作成することになりますし、審査官とのコミュニケーションも外国語です。そこで、海外で暮らしていた経歴のあるひとや、外国語を使うことをいとわないひとなども転職の際に有利に運ぶ可能性があります。これらはすべて学歴ではなく、そのひとが身につけたスキルや性向などですので、例えば高卒だから弁理士に転職するのを早々とあきらめなければならない、といったことは必要ありません。
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