弁理士の転職TOP >> 弁理士の転職の基礎 >> 弁理士の適性(向き・不向き)
これから弁理士への転職を考えているひとであれば、弁理士の仕事がどういったものなのかについて自分なりに調べているでしょう。単に特許申請を代行するだけの仕事ではなく、場合によっては交渉力を発揮して特許を侵害から守る場面もあること、さまざまな分野の技術的側面において、常に最新情報を収集しておかなければならないこと、他人とのコミュニケーションに秀でている必要があること、など、一般的に考えられているほどシンプルで地味な仕事ではありません。それでは、そんな弁理士には向き・不向きといった適正はあるのでしょうか。
答えはイエスです。弁理士の仕事の特徴にしたがって検証してみましょう。まず、特許庁に提出するための特許明細書を作成するのは弁理士の数ある仕事のなかでも、特に重要なものです。この特許明細書には、専門的な用語を使って申請するアイディアや技術が従来のものとどういった点で異なり、かつ革新的であるのか、を簡潔に説得力をもって記述しなければなりません。ここで求められる適性は、まず学習意欲の高いひとであること、そして、さまざまな分野について興味を持っていること、新しいことにアンテナをはって生活をしていること、というものです。さらに、フォーマルな文章を執筆することができること、他人に説明をするのが上手であること、などのスキルも必須です。
続いて、特許侵害が起きた際に弁理士は対応を行いますが、訴訟を起こして審理を進めていくことになります。ここで求められる適正としては、困難な状況にあってもひるむことなく、正しいと思ったことを周りに納得させることで証明できる意志の強さ、そして訴訟においてどうしても必要とされる弁論術やコミュニケーションスキルです。いわば、弁護士の適性と同じ要素を求められるということです。
また、企業のグローバル展開に伴って、企業で働く弁理士の場合には海外への特許申請を行ったり、国際的な侵害訴訟の場に出る機会も増えています。そこでは当然ながら、外国語によるコミュニケーションが必要とされますので、語学に対して抵抗のないひとであること、さらに、外国語による説明をすることが得意であること、などがポイントとなります。
このように見ていくと、弁理士としての適性の高いひとというのは、一般企業において即戦力としてとても重宝されるスキルを数々持ち合わせているひと、ということになります。企業人としてのポテンシャルが試されることにもなりますね。
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